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整形外科 外科
リハビリテーション科

血友病性膝関節症 Hemophilic knee arthropathy

 血友病は膝、肘、足関節などの関節内に出血を起こすことがあります。これによりヘモジデリンが沈着して滑膜炎を起こし関節症となるとされています。最近では凝固因子の補充療法により頻度は減っているとされています。関節症は出血を繰り返すことで起こりますが、1度の出血でなることもあります。

 凝固因子の補充療法を受けていても半年間に3回以上、同一関節に出血する場合を、ターゲット関節とし、滑膜切除の対象となります。変形が強くないものは鏡視下に滑膜切除術を行います。変形が進行したものは人工膝関節置換術を行います。

 関節内出血時は、凝固因子の補充、安静入院、牽引、装具、杖などを検討します。