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整形外科 外科
リハビリテーション科

認知行動療法 cognitive-behavioral therapy

もともと認知行動療法は精神科領域(神経症、うつ、パニック障害など)で用いられてきた手法です。

整形領域とは無縁だったのですが、最近、慢性腰痛や神経障害性疼痛の治療手段として認知行動療法が一部施設で行われています。

本格的なものは整形外科医、精神科医、心理療法士などが横断的に協力体制を取り、治療に当たっています。

日本では、福島県立大学医学部附属病院で積極的に行われています。海外ではオーストラリアのシドニー大学が有名です。


認知行動療法とは、

1.認知と行動の修正に焦点をあて、現在と未来を視野においた、能動的・指示的・時間限定的・構造的な精神療法であり、

2.問題行動が維持される認知的・行動的因子の疾患モデルを基盤として治療法が工夫され、

3.比較対照試験によって治療法の有効性を科学的に検証する精神療法

とされています。(Clark&Fairburn,1997 引用元 慢性疼痛の認知行動療法 伊藤雅臣ら)

最初に行動療法、認知療法があって、それらを結びつけ認知行動療法としてワンパックで提供されるようになりました。