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整形外科 外科
リハビリテーション科

フットボーラーズアンクル 衝突性外骨腫 impingement exostosis

 フットボール(サッカー)をしている人に多く発生するのでこのような呼び名が付いています。足関節を強制的に背屈されることを繰り返すと脛骨前下面が距骨の上面にあたり外骨腫を形成します。

 こうなると当たる度に痛みが出るようになります。サポーターや理学療法、テーピングである程度症状を緩和することができますが、プレイに支障がある場合は手術をして外骨腫を取り除きます。
  
本日のコラム111 足関節インピンジメント(前方、後方)

 足関節インピンジメントは、前方と後方に起こることがあります。前方は骨棘による骨性インピンジメントと軟部組織によるインピンジメントがあります。骨棘によるインピンジメントは足関節前方に加わる繰り返しの外力により足関節前面の軟骨損傷が生じ、骨が過剰に突出することによって発症します。前方だけでは無く後方に生じることもあります。

 治療は保存療法と手術療法があります。

 保存療法として局所の安静、スポーツ活動の制限、温熱治療などの理学療法、装具治療(足関節装具、補高装具)、消炎鎮痛薬などを症状に応じて行います。またバランス訓練や足関節周囲の筋力強化も重要です。

 手術療法は保存療法で効果がない場合に、インピンジメントを起こしている骨棘や軟部組織を切除します。最近では関節鏡を用いて侵襲を少なくし、早期加重、早期のスポーツ復帰を目指します。