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整形外科 外科 リハビリテーション科

筋筋膜性腰痛症 Myofascial Pain Syndrome

筋筋膜性腰痛症 Myofascial Pain Syndrome

文字通り、腰部の筋肉が無理に引っ張られたり、慢性の刺激を受けて炎症を起こす状態をいいます。スポーツや労作により急性に発症するものと、筋・筋膜の慢性疲労によって生じるものがあります。

急性型は、痛みが強い場合があり、歩行困難となることもしばしばあります。このような場合、無理をせずに安静にしておきます。急性期の治療は安静と消炎鎮痛剤などを使います。安静期間は出来れば48時間以内とし、可能な限り離床し動く方が良いとされています。

慢性型は、日々の労作の繰り返しによる筋肉の疲労と考えられており、体操や温熱治療、牽引治療などにより改善します。日常動作の見直しなども有効です。その経過中に急速に悪化する場合は、急性型と同じように治療します。

いずれも身体を動かさずにじっとすれば痛みはなく、また下肢にしびれや痛みはありません。下肢症状がある場合や安静時でも痛みが出る場合は、筋・筋膜炎以外の可能性が高いといえます。

エビデンス:病態・診断(筋筋膜性疼痛は腰痛の主要な原因の一つ)

腰痛の原因には筋筋膜性疼痛・椎間関節性・仙腸関節性・椎間板性などがあり、筋筋膜性疼痛は代表的な原因の一つとされ、病歴と身体診察が診断の中心になると報告されています(Urits ら. Curr Pain Headache Rep. 2019)[1]

エビデンス:治療(過度の安静を避け活動性を保つ/運動療法)

非特異的腰痛の管理では、過度の安静(床上安静)を避けて活動性を維持し、運動療法やセルフマネジメントを中心に据えることが推奨されると報告されています(Foster ら. Lancet. 2018)[2]

エビデンス出典(全2件)を見る
  1. Urits I, Burshtein A, Sharma M, et al. Low Back Pain, a Comprehensive Review: Pathophysiology, Diagnosis, and Treatment. Curr Pain Headache Rep. 2019;23(3):23. PMID: 30854609.
  2. Foster NE, Anema JR, Cherkin D, et al. Prevention and treatment of low back pain: evidence, challenges, and promising directions. Lancet. 2018;391(10137):2368-2383. PMID: 29573872.