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整形外科 外科 リハビリテーション科

月状骨周囲脱臼 Perilunate Dislocation

月状骨周囲脱臼 Perilunate Dislocation

月状骨周囲脱臼は実際に経験することはまれで、高エネルギー外傷(高所からの落下、オートバイ、競技自転車などからの落下)で手関節が過背屈されるとおこります。

舟状骨の骨折を伴うことも多いとされます。治療は脱臼の整復です。受傷2週間以内ですと徒手整復を行いますがそれ以上経過すると観血的に行います。

月状骨周囲脱臼はしばしばその配列の複雑さから見逃されることが多いとされています。

エビデンス:初診で見逃されやすい

月状骨周囲脱臼・脱臼骨折はその配列の複雑さから初診で見逃されやすく、ある報告では手関節例の22.7%が初回診察で誤診されていました。診断医の経験不足やX線読影での見落としが主な要因とされています。(Çolak I ら. Acta Orthop Traumatol Turc. 2018)[1]

エビデンス:診断の遅れと治療

診断が遅れた月状骨周囲脱臼では、受傷から平均133日後にようやく診断された症例集積の報告があり、時期を逸すると単純な整復では対応できずサルベージ手術を要することが示されています。早期の発見と整復が重要です。(Pelrine E ら. J Wrist Surg. 2023)[2]

エビデンス出典(全2件)を見る
  1. Çolak I, et al. Lack of experience is a significant factor in the missed diagnosis of perilunate fracture dislocation or isolated dislocation. Acta Orthop Traumatol Turc. 2018;52(1):32-36. PMID: 29198546.
  2. Pelrine E, et al. Treatment and outcomes of missed perilunate dislocations: a case series. J Wrist Surg. 2023;13(2):171-175. PMID: 38505207.

参考:『Orthopaedics』2022年3月号