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整形外科 外科
リハビリテーション科

胸鎖関節脱臼 Sternoclavicular Joint _dislocated

鎖骨内側端と胸骨で構成される関節です。股痛事故やスポーツ外傷で起こることが多いです。直接当たった場合は後方へ脱臼します。肩などを介して力が及んだ場合はその方向によって前方脱臼と後方脱臼に分かれます。前方脱臼が圧倒的に多いです。

後方脱臼は胸鎖関節後方に重要な血管や臓器がありますので必ず整復をするようにします。整復は全身麻酔下で行います。(大量出血に備えて胸部外科と共同で行います)
発症から整復まで48時間以上経過した場合や成長軟骨損傷にて整復が困難となるとされています。

前方脱臼もまた整復を行います。捻挫や亜脱臼は保存的に固定して治療します。

捻挫は1週間以内の三角巾固定。亜脱臼は徒手整復後6週間の鎖骨バンドと三角巾で整復位を保つ。もしくは整復せずに2-3週間固定後リハビリを開始します。