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整形外科 外科
リハビリテーション科

骨挫傷 bone bruise

 骨挫傷とはMRIによる診断です。外傷により衝撃が骨髄を一部破壊して骨髄の中に浮腫を起こします。そうするとMRIではT1強調で低信号、T2強調で高信号となります。外傷機転があり、同部に痛みがありMRIでこの所見がみられたらまず間違いなく骨挫傷と診断できます。

 一ヶ月ほど痛みの応じて保存的治療を行います。痛みが強ければ免荷し松葉杖等を使用します。短期間固定することもあります。

 なかにはレントゲンで分からない不顕性骨折を併発していることがあるので注意が必要です。

 一般的に多いのは転倒などで膝をぶつけて起こります。大腿骨や脛骨に骨挫傷が起こります。十字靱帯や側副靭帯の損傷を伴うこともありますのでMRIで正確に診断します。

膝蓋骨の小骨折と骨挫傷です。T1強調で骨挫傷は低信号として描出されます。レントゲンでは小骨折は描出されませんでした。