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整形外科 外科 リハビリテーション科

ジャージーフィンガー

ジャージーフィンガーとは、ラグビーやサッカーなどで指が相手のジャージに引っかかり、屈んだ状態で無理に伸ばされたときに、指の深指屈筋腱(末節骨を曲げる腱)が断裂するけがです。特に環指に多く、DIP関節(指の先端の関節)だけが自分で曲げられなくなるのが特徴です。痛みや腫れは軽いので、「ただの突き指」と見過ごされがちですが、腱が手のひら側まで引っ込んでいる場合、放置すると治りにくくなります。超音波で腱の断端を確認でき、早期に手術が必要です。

ジャージーフィンガー jersey finger (深指屈筋腱断裂)

ラグビーのタックルなど、相手の着衣に指が引っかかり強制的に過伸展されて深指屈筋腱が断裂する外傷です。要手術。
外側の環指に多く見られます。第一関節(DIP関節)が屈曲できなくなります。屈曲障害がそれほどはっきりしないこともありますので注意が必要です。

断裂した深指屈筋腱がいずれのTypeでも手術が必要

 Ⅰ型:指を越えて手掌(MP)あたりにまで引き込まれる。腱への血液供給が絶たれるため腱の退縮、瘢痕が不可逆的に起こるので、受傷7-10日以内に手術することが必要。(短腱紐、長腱紐いずれも断裂)

 II 型:最も一般的。腱が断裂してPIPまで落ち込む。(短腱紐断裂、長腱紐残存)血流は一部保たれる。損傷から2-3ヶ月後でも腱の再建が出来る。ただし落ち込むとI型となるので注意が必要。

 III型:大きな骨片がA4プーリーにて保持されている。(長腱紐、短腱紐ともに残存) 受傷後、2-3ヶ月後でも実施可能。

 いくつかのタイプに分けられていますがいずれも早期に腱縫合を行うようにします。断端部位の位置は超音波断層撮影を行うと分かりやすいです。

 最近はラグビージャージも進化しており、昔に様にダボダボで指が引っかかりやすいものからフィットジャージといってぴちぴちで掴みにくいものに変わってきているので、その分こういった外傷は減っている可能性があります。

参考:『関節外科』2010年8月号「手指腱損傷の治療 up to date」

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