腓骨神経麻痺 peroneal paralysis
ガングリオンなどの腫瘍性圧迫、足の手術後、ギブス固定や架台での挙上等により膝裏の腓骨頭付近が圧迫されると起こります。
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原因 |
具体例 |
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圧迫 |
長時間のしゃがみ姿勢、ギプスやサポーターの締め付け、痩せた高齢者のベッド上安静 |
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外傷 |
膝外傷、腓骨骨折、膝関節脱臼、膝周囲の手術(例:人工膝関節置換術) |
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その他 |
糖尿病性ニューロパチー、神経腫瘍、坐骨神経からの分岐部病変、全身性疾患(例:Charcot-Marie-Tooth病) |
足関節と足趾が背屈しなくなる(下垂足)、下腿外側から足背、1-4趾背側のしびれが生じます。
治療は原因によって異なります。骨折や腫瘍性のもの、また症状が進行するものは早期に手術が必要です。
保存的に行う場合は、3ヶ月経過をみます。これで改善しない場合は、手術を考慮します。
エビデンス:腓骨神経麻痺の評価
腓骨神経麻痺は下肢で最も多い絞扼性神経障害で、腓骨頭部での圧迫により下垂足を来し、臨床所見・電気診断で評価されると総説でまとめられています。(Poage C ら. J Am Acad Orthop Surg. 2016)[1]。
エビデンス:腱移行術
外傷後の腓骨神経麻痺による下垂足に対しては、腱移行術が行われ、その成績が報告されています。(Mathieu L ら. Eur J Trauma Emerg Surg. 2022)[2]。
エビデンス出典(全2件)を見る
- Poage C, Roth C, Scott B. Peroneal Nerve Palsy: Evaluation and Management. J Am Acad Orthop Surg. 2016;24(1):1-10. PMID: 26700629.
- Mathieu L, Achour S, Oberlin C, Belkheyar Z. Single versus double tendon transfer for foot drop due to post-traumatic common fibular nerve palsy. Eur J Trauma Emerg Surg. 2022;48(2):1239-1245. PMID: 33475777.
参考:『臨床整形外科』2022年7月号 / 『脊椎脊髄・神経筋の神経症候学の基本』