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整形外科 外科
リハビリテーション科

距骨壊死 necrosis of talus

 距骨が壊死を起こす病気です。もともと距骨は幅広い関節面を持つため血管の流入が制限されており、血液流入に乏しいと言われています。原因としては距骨骨折に合併したり、アルコールの多飲、ステロイド薬の投与などがあります。

 症状は非特異的で足関節痛のみであり、痛みは強いです。骨壊死が進行し、骨折や骨破壊が進行すると腫脹や痛みが高度になります。急速に進行するケースがあります。

 初期にはレントゲンでの所見がないことが多く、MRIで診断します。レントゲンでの経過は徐々に骨硬化像→圧潰がでてきます。

 壊死が疑われた場合、保存治療として完全免荷とします。PTB装具で免荷が有効です。骨壊死により挙ことの骨折や圧潰がある場合は、Blair法による手術を行います。

 Blair法;壊死部分の除去、脛骨と残存した距骨、踵骨とを固定します。