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整形外科 外科
リハビリテーション科

内反小趾 pigeon toe

足の小ゆびが内側に曲がる病気です。原因は根元にある第5中足骨が外側に開いている、外側に曲がっている、遠位の骨頭が膨らんでいるなどがあります。

多くの場合、足のアーチのうち横アーチが崩れて扁平になっています。したがって保存的な治療としては横アーチを回復させる足底板を作成します。痛みがどうしても改善しない。細めの靴を履きたいという場合、手術を考慮します。

内反小趾の臨床整理表

項目

内容

定義

小趾(第5趾)が内側(第4趾方向)に湾曲する変形

好発

中高年女性に多く、外反母趾との合併も多い

主な原因

狭い靴による圧迫、開張足、足内在筋の弱化、遺伝的素因

症状

小趾の変形、痛み、胼胝、靴ずれ、歩行時の違和感

診断方法

視診・触診、X線検査、足底圧分布測定、筋機能評価(NIRSなど)

保存療法

靴の見直し、インソール、テーピング、足内在筋トレーニング

手術療法

中足骨骨切り術、軟部組織再建術(重度例)

補助療法

装具療法

予防策

足趾の筋力維持、靴の選定、横アーチのサポート